プロフィール

うしやまかつみ(事務局)

Author:うしやまかつみ(事務局)
宮島沼プロジェクトチームの事務局をしています。普段は宮島沼水鳥・湿地センターの中でパソコンと格闘しているか、外で草刈り(夏)か除雪(冬)かマガンを数えて(春と秋)います。地域のみなさまに支えられて宮島沼歴は早15年になりました!

お知らせ
バナー01
宮島沼カントリーフェス

バナー02
ふゆみずたんぼin宮島沼

バナー03
宮島沼あぜ道フットパス
雁太のつぶやぎ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
ブログ内検索
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR

宮島沼カントリーフェス2018 ~ ご来場ありがとうございました!

2つの台風の接近にドキドキしつつむかえたカンフェス当日。。
雨はあがり、雲から晴れ間も見え、暑すぎず寒すぎず風も強すぎることなく、カンフェス日和となりました!
IMG_4230.jpg

今年のカンフェスは石狩川流域 湿地・水辺・海岸ネットワークの「しめっちフェスタ」とジョイント開催になり、大いに盛り上がりました!

◯◯◯ 第7回長靴投げ大会 ◯◯◯

長靴のミツウマさんの協賛をいただき、毎年恒例となっている「全道長靴投げ選手権大会」。

東京オリンピックを来年に控えた今年は例年になく多くの競技者が集まり、男子45名、女子50名、子ども76名が腕を競いました!
長ぐつ2018

熱戦の結果、栄えある優勝者は…
・ 男子 オカモトリョウタロウさん 26m30cm
・ 女子 ウメダカオリさん 22m90cm
・ こども シバヌマコウキさん 15m20cm
・ 壮年 サクラオカヤスオさん 16m
となりました!

おめでとうございます!近々優勝賞品となるミツウマの長靴をお送りします。

なお、大会スポンサーのミツウマさんはすぐ近くのブースで超お買得価格で長靴を販売してくださいました。
2018-08-26_10-43-31.jpg
品質には定評のあるミツウマの長靴をぜひみなさまもお試しください。

◯◯◯ きゅうり早食い大会 ◯◯◯

北の大地マルシェによる豪華野菜&加工品詰め合わせが贈呈されるきゅうり早食い大会!
はやぐい2018
男子と子供の部の連覇、女子の部の圧倒的な勝利など印象に残る大会となりました。

なお、きゅうり早食い大会の優勝タイムは…
・ 男子(2本) 2分26秒
・ 女子(1本) 1分
・ こども(1本) 2分3秒
・ 敗者復活(1本・男子は5秒ハンデ) 46秒
となりました。

上記タイムを参考に、来年に向けて特訓を開始してください!

◯◯◯ 農家のおくさま食堂&出展者のみなさま ◯◯◯

夏野菜たっぷりカレーが大人気となっているおくさま食堂。
カレー2018
早々に売り切れてしまい、申し訳ございませんでした…

適度に暖かくなり、ハスカップのかき氷も売れ行き上々(?)でした。
かきごおり2018

ポップコーン職人が腰痛のため欠席となって苦労していたポップコーン売り場の横には新商品も!
2018-08-26_11-30-51_210.jpg
松田とうふさんのがんもどき、美味しかったです!

おくさま食堂のいい所、というか悪い所というか、とにかく安いです!
カレー400円、かき氷とポップコーンは100円、フライドポテトは50円など…おもてなし精神が強すぎてほとんど儲けはありません。。みなさまに美味しいものを召し上がってほしいという一心ですので、来年以降もぜひ食べて応援してください!

その他にも、たくさんの出店が!

9月1日には大人気のトマトイベントを開催するコテージガーデンさんは今年初出店。
2018-08-26_10-47-28.jpg
トマトスープとインゲンが美味しすぎました!

同じく今年初出店となったベーカリーノアのくるみ会さん。
2018-08-26_10-46-46.jpg
道産小麦を使用し添加物を一切加えていない美味しいパンをたくさん持ってきてくれました!

他にも美唄尚栄高校さんはソーセージやレトルトカレーなど…
2018-08-26_10-46-42.jpg

やすこの夢茶屋さんは手作り生味噌やシフォンケーキなど…
夢茶屋2018

北の大地マルシェさんは色とりどりの野菜たち…
2018-08-26_10-48-38.jpg

西川農場さんは絶品アスパラひつじのフランクフルトに地元野菜を添えて提供してくださいました!
西川農場2018

なお、会場入り口では今年生まれのアスパラひつじが大人気。
2018-08-26_11-02-27.jpg

館内では羊毛フェルト教室も行われていました。
2018-08-26_11-29-52.jpg

クラフトはその他にも…

ようてい木育倶楽部さんによるぶんぶんゴマづくりと…
P8260360.jpg

マガレンジャーによるヨシ紙づくりが大人気でした~。
2018-08-26_11-19-16.jpg

なお、マガレンジャーはフライドポテトや「まがんのおとしもの」(かりんとう)の売り子さんとしても大活躍でした!

酪農学園大学のサイエンスブースは今年は3つの研究室が参戦!

水質化学研究室は楽しい実験コーナー。
2018-08-26_10-54-19.jpg

ドローンゼミこと環境空間情報学研究室とマガレンジャーもお世話になっている環境地球化学研究室は展示解説をしてくれました!
2018-08-26_10-50-41.jpg

一方、クリアファイルが当たる恒例のカンフェスビンゴの一つのお題で…
2018-08-26_11-52-35_268.jpg

宮島沼周辺でも爆発的に増えている国内外来種のトノサマガエルの捕獲に協力してもらったところ、
2018-08-26_15-06-43.jpg

あちこち探し回ってくれる子どもたちの姿が…
2018-08-26_11-10-12.jpg

結果、軽く100匹以上が捕獲されました!
2018-08-26_11-41-56_443.jpg
捕まえられたトノサマガエルですが、センターで飼育しているカメ(外来種)の餌として有効利用されます。

他にもドジョウのタッチプールだったり…
2018-08-26_10-51-59.jpg

普段近くで見ることはできないだろう農業機械の展示…
2018-08-26_11-35-14_000.jpeg

キッズカーニバルコーナーなど盛り上がっていました!
2018-08-26_11-08-03.jpg
キッズカーニバル用に新たなゲームを作りたいと思いますので、日曜大工が得意な方、ぜひお手伝いください。

さて、同時開催となった「しめっちフェスタ」では、
2018-08-26_10-50-21.jpg
特設ブースでのポスター展示をはじめ、

種をつかったマグネットづくりのクラフト教室…
2018-08-26_10-50-26.jpg

限定編んだもんだらのガンちゃんとトーノくんなどの販売…
2018-08-26_11-11-50.jpg

美唄湿原産のツルコケモモの苗の配布や…
IMG_3938.jpg

宮島沼の魚たちの展示など盛りだくさんでした!
2018-08-26_14-55-57_714.jpg

クライマックスは嵯峨治彦さんによる馬頭琴と喉歌の演奏!
2018-08-26_13-56-16.jpg
宮島沼を背景に、風と空との調和がとても素敵なステージとなりました!

こんな感じでのんびりとアットホームな雰囲気の宮島沼カントリーフェス。
来年もやりたいと思いますので、ぜひ遊びにいらしてください。
ご来場いただいたみなさま、お手伝いいただいたみなさま、本当にありがとうございました!

◯◯◯ 協賛企業&スポンサー企業 ◯◯◯

宮島沼カントリーフェスは、「宮島沼プロジェクトチーム」を主体とする地域のみなさんを中心に
行われている本当に手作りのイベントです。

上記の数多くの出店者、出展者のみなさまに支えられていますが、

イベントの公式スポンサーとして、
  長靴のミツウマ
  西川農場
には毎年本当にお世話になっており、

イベント補助スタッフとして
  酪農学園大学 水質化学研究室
  酪農学園大学 地球環境科学研究室
  酪農学園大学 環境空間情報学研究室
に強力なご支援をいただきました。

さらに今年は、協賛企業として以下のみなさまに多大なご協力をいただきました。
   植村建設 ㈱
   勝井建設工業 ㈱
   こぶし建設 ㈱
   ㈱ 櫻井千田
   ㈱ 砂子組
   相互開発 ㈱
   ㈱ 但野三興
   ㈱ 酉島製作所 
   花本建設 ㈱
   芙蓉建設 ㈱
   北有建設 ㈱     (五十音順)

地域で行われているほ場整備事業に貢献していただいているみなさまです。
事前の準備から物資の提供までさまざまな面でお世話になりました。
2018-08-25_14-28-20_544.jpg 2018-08-25_14-12-23_724.jpg

また、新聞の折込チラシの費用は一部美唄市からの補助を受けています。

みなさまに厚く御礼申し上げます。



スポンサーサイト



『宮島沼カントリーフェス2018』 8月26日(日)開催!

fesbanner2018.jpg


『宮島沼カントリーフェス』は、
「食と農と自然」、「体験と交流」をキーワードにした
手作りの農業祭です!

旬の野菜や果物の軽トラ市はもちろん、長靴飛ばし大会やキッズカーニバル、農家の奥さま食堂、ドジョウのタッチプール、ヨシ紙や羊毛フェルトなどのクラフト教室、家庭菜園相談所などなど内容もりだくさん!今年の目玉企画は…!?

今年のカンフェスは…
 2017年8月26日(日) 10:00~15:00

みなさまのお越しをお待ちしております~。

出展希望者も大募集中です!
道内の食と自然 に関わるものなら幅広く取り扱っていきたいと思っています。
出展料は無料です。どうぞお気軽にお問い合わせください。


【最新情報】★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★

 ・今年のロゴはこんな感じです! 【7/18】
  さあ、これはナンノ模様でしょうか??
  カンフェス2018

・今年も西川農場さん、北の大地マルシェさん、長靴のミツウマさんなど出店いただきます!
 ミツウマさん協賛「第7回 北海道長靴投げ選手権」では優勝者に長靴が進呈されます!
 西川農場さんのヒツジ&羊毛フェルト教室もやってきます!お楽しみに!

・しめっちフェス協賛企画ではマガンの「編んだらもんだら」が登場します! 【7/19】
 これ、ただのお人形ではありません!なんとタ〇シなんです!
 カンフェスオリジナルですので、ぜひお買い求めを!
 37314949_2099940473413322_7486603832059756544_n.jpg

・マガンは食べられないけど「がんもどき」なら…
 ということで(?)、「樺戸とうふ」や「樺戸あげ」で有名な松田豆腐店さんのがんもどきを販売します!

美唄尚栄高校が今年も出店決定!
 美味しいジャムなどを販売してくれますので、ぜひ応援してください!

・しめっちフェス協賛企画!
 馬頭琴・喉歌(ホーミー)奏者の嵯峨 治彦さんの演奏会は13時半から!
 宮島沼周辺の原風景、曠然たる草原と原野を感じる音色を奏でます。

・8月24日(金)の朝刊の折り込みチラシです!
 countryfes2018a.jpg countryfes2018b.jpg

・同時開催するしめっちフェスのチラシもできました!
 shimechifes2018.jpg

・パン工房「ベーカリーノア」(砂川市)に初出店していただきます!
 道産小麦を使用し添加物を一切加えていない、手作りのパンにご期待ください!



ぶらしっち~夏の農家ランチ付きガイドウォーク~

今回のぶらしっちは初の遠足企画!美唄湿原に行きました!
2018-08-19_10-02-09.jpg

「美唄湿原」とは、北海道農業研究センター美唄試験地に残されている小さな湿原の通称で、正式な地名ではありません。
地域の人に「泥炭試験所」として知られている試験地は、大正8年(1919)に「北海道農事試験場美唄泥炭地試験地」として開設されました。当時、このあたりは広大な「原野」(湿原)が残されていた場所で、試験地は原野の入り口につくられ、泥炭地の農地開発のため作物適否や土壌改良の研究がされていました。

戦後まで美唄市には4000haにおよぶミズゴケ湿原を中心とした未開拓の原野が残されていましたが、昭和27年(1950)には美唄市開拓5カ年計画が実行され、4000-5000年かけて形成された原始の湿原は僅かな歳月で消えてしまうことになります。美唄湿原は、原野の開拓と農地化に多大な貢献をしたと思われる試験地の片隅で、運良く開発を免れた22haほどの原野の一画ということになります。

ただ、美唄湿原も乾燥化によるササの侵入による本来の自然はほとんど失われてしまっています。
現在ミズゴケの湿原として残るのは中心部のわずか2haほどと言われています。今回、残念ながら湿原内部に立ち入ることはできませんでしたが、試験地の周囲をぐるっとまわり、原野の原風景と開拓の歴史を探りました。

実は、美唄湿原の東側には北海道の学術自然保護地区にも指定されている「上美唄湿原」という5haほどの小さな湿原があります。
2018-08-19_10-16-53.jpg

上美唄湿原はすでに乾燥したササ原になっておりとても湿原とは言えないのですが、排水路に面して水が染み出してくる斜面の片隅にはミズゴケやサワギキョウなどが見られ、ここが元・湿原だったことが想像できます。
2018-08-08_16-59-43_227.jpg

美唄湿原側にはオニユリも咲いていましたが、こちらは中国原産の外来種です。
2018-08-08_17-08-12_600.jpg

美唄湿原の南側の防風林にもミズゴケなど湿原の痕跡が僅かに残っています。
側溝の水も泥炭地特有のコーヒー色をしています。
2018-08-19_10-54-51.jpg
これはモール泉と同じフミン酸とフルボ酸などの腐植質に由来し、開拓農家はこの水を焚いてお風呂にしていたので、湯冷めがしにくかったなどと話が残っています。

美唄湿原の西側には、土水路に面して泥炭が露出しています。
2018-08-19_10-57-56.jpg
ここから湿原内の水が水路に流れてしまっているため、水の流れを止める遮水シートを設置するなどの研究もされていたようです。

ここでは、農地と湿原の高低差もよくみてとれます。排水され、泥炭の分解が進んだ農地は地盤が沈下しており、湿原の中心部と比べると3m以上も差があるそうです。歩いている農道よりはるか頭上にかつての地上があったということになります。

美唄湿原の北側は、かつて泥炭地の水田研究などが行われた圃場があります。
2018-08-19_11-33-05.jpg
農道脇には泥炭の中に眠っていた、数千年、数百年昔に生えていただろう巨木がごろごろと放置されていました。

今回は初の雨の中でのガイドウォークとなりましたが、その影響でいつもより早足で歩き終え、余裕を持って昼食会場へ。

いつも通り、地場産食材たっぷりの特製ランチをいただきました!
2018-08-19_12-44-32.jpg 2018-08-19_13-10-17.jpg

次回ぶらしっちは10月21日(日)!
宮島沼の自然の変遷と超最新の保全の取り組みをたどるガイドウォークです!